
日本酒にはアミノ酸が約20種類も含まれているとのこと。そのなかで特に注目したいのは、グルタミン酸です。三大うまみ成分といわれているのは、グルタミン酸以外にも、牛肉に含まれているイノシン酸、この他にはグアニル酸という干しシイタケに含まれる成分があります。このことから、うまみ成分が含まれている牛肉と白米は科学的に見てもおいしさを感じられるというわけです。

うまみ成分の相乗効果を狙うのであれば、それぞれの食品にうまみ成分が含まれているもの同士を合わせて食べることが大切です。一方、一つひとつをそれぞれ単独で食べたり飲んだりすることに比べると最大7倍ほどのうまみを感じることができます。最近、こだわりのお酒として日本酒を提供する焼肉店が増えたのは、このような背景があるからかもしれません。